Saturday 26 September 2009

26.ガングラス村と牧羊犬

 レーに戻る途中、ガングラス村に寄る。

 ガングラス村はビーコン・ハイウェイから外れたところにあり、静かな村だ。村の道はのんびり感があふれており、道両側の石の垣根に洗濯物が干されているのを見ると、なんだかほっこりしてくる。

 この村にはジミーの親戚が住んでいる。親戚の家の前に立つ。トラディショナルなラダッキハウス。すごく古い。親戚のおばさんに家の庭に通される。庭に石で作られたかなり広い小屋があり、中はたくさんの区画に分かれている。冬の間はこの中に羊を入れておくという事だ。

 庭を歩いていると「バゥ、バゥ」と犬に突然吠えられてびっくりしたが、鎖につながれているのでほっとする。羊を追う犬という話だ。昔からの生活がここにはある。こんな村にも消費社会の足音がすぐそこまで迫って来ている。

 おばさんはポツリとつぶやいた。「昔は貧乏な人なんて一人もいなかった。お金や物が村に入ってくるようになって、貧しい人が増えたのよ」と。

Ganglass village


 ジミーの親戚の家。かなり古い。トラディショナルな生活をしている。

Ganglass village


 ガングラス村の村道。

Ganglass village


 牧羊犬に突然吠えられてびっくりする。

Ganglass village


 ジミーの親戚のおばさん。

Ganglass village


 庭の左手には冬の間、羊を入れておく石造りの小屋がある。

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