Saturday 19 September 2009

19.ヤーロック村の大家族

 チュチョット・シャマ村を後にする。今日も小さな村々を回る。あいかわらず道は悪くでこぼこだが、舗装してある道よりも土の道のほうがラダックっぽくて僕は好きだ。

 チュチョック・ゴンマ村を過ぎて、チュチョック・シャシ村を過ぎて、チュチョック・ヤーロック村に入る。この村にもジミーの友人が住んでいる。ヤーロック村も小さな静かな村だ。行き交う人はけっこう若い人ばかり。小川が流れる小さな路地を入って行き、L字型の路地を右に曲がった突き当たりにジミーの友人の家がある。そのラダッキハウスはかなり古く先祖代々受け継がれて来ていて、たいへん味がある家だ。

 この家でもケーキとクッキーのもてなしを受けた。ラダックのいろいろな家を回ったが、どの家にも友人を通す部屋があって、そこには、必ずといっていいほどケーキとクッキーが置いてある。そして食事には必ず、伝統的ラダッキ料理のバトーが出てくる。たぶんこれはラダックの文化なのだろう。これはかなり興味深い。この家はライスがないバトーとタギ・カンビルというラダッキパンが出て来た。このタギ・カンビルはナンに厚みを持たせて、小ぶりにした感じだ。タギ・カンビルにバトーを浸けて食べる。なかなかうまい。小麦のほのかな甘さと焼きたての香ばしさが口の中で溶け合う。ラダッキライスにも飽きて来たので、タギ・カンビルは新鮮だ。

 ちょうどジミーの友人の家の畑では小麦の収穫をしていて、収穫の様子も見せてもらったが、わらが濃厚に空中に散らばっていて、目を開けているのがやっとの状態で写真どころではなかった。この家には子供が多く全員で7名ほどみかけた。みんな収穫のお手伝いをしていた。なんだかほっとする風景だった。

little village


 ヤーロック村のジミーの友人の家の庭。なんかほっとする風景。

little village


 ジミーの友人の家。かなり古いらしい。

child in house


 ジミーの友人の子供。

child in house


 ジミーの友人の子供。小麦の収穫ご苦労様。

bread


 伝統的なラダッキパン、タギ・カンビル。うまい!

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