Monday 21 September 2009

21.夕暮れヘミスとお坊さんの叡智

 カル村を通りすぎ、ヘミス・ゴンパに向かう。日もだいぶ傾き始め、夕暮れの様相をかもし出してきた。夕日に照らされた岩肌がオレンジ色に光りだしている。

 木々の間からヘミスが見えてきた。夕日に照らされて岩肌にへばりつくそれは、すばらしく美しく、壮言でいて、繊細だった。

 夕暮れの中、ヘミス・ゴンパの前に静かにバイクを止める。観光客はまばらだ。額に浮いたあぶら汗を吹きながら、なにやらジミーがバイクを触っている。空は晴れているのに、ジミーの表情が曇った。

 ジミーが言う「ジョン、ビッグプログレム」
 僕「何?」
 ジミー「ライトがつかない」
 もうスグ日が沈む。
 僕「・・・」。

 お坊さんたちがバイクの回りに集まりだす。一人のお坊さんがライトのあたりをいじり出す。とみごとに直ってしまった。「ワオ」「ありがとう」ジミーも僕も感謝でいっぱいだった。

 お坊さんたちにヘミス・ゴンパの中を案内してもらう。足早に拝観して僕たちは夕日で染まったヘミス・ゴンパを後にした。

Hemis


 木々の間からオレンジ色に輝くヘミスが見えてきた。

Hemis


 岩肌の前にそびえ立つヘミス・ゴンパ。

Lama at Hemis


 ここはお坊さんが多い。ナクシャを上から撮る

Lama at Hemis


 ヘミスの青年お坊さん。

Lama at Hemis


 年輪が感じられるお坊さん二人。

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