Wednesday 17 February 2010

17.サンジャク村再び

 僕とジミーは暗闇の中、サンジャク村チェックポストに急いだ。チェックポストに着くと軍人たちが車を空いてるスペースに誘導してくれた。そして僕らは詰め所に通された。彼らは僕らのために夕食を用意してくれると言い、僕らは喜んでそれを受け入れ、食堂に誘導された。食堂といっても小さなスペースで、チェックポストの監視窓の内側に椅子が簡単に置いてあり、そこに簡易調理場も併設されていて、軍人たちはその狭いスペースの中立ったまま、もしくは椅子に腰をかけて食事を取るのだ。恰幅の良い一人の軍人が手際よくお米に味付けした物を炒めている。ジュッジュッと時折フライパンが音をたてて、匂い煙が僕らの鼻先で遊びだす。皿にご飯を分け始める時はすでに僕らのお腹はグーと音をたており、軍人たちからは笑い声が漏れる。

Armi dish in Sanjak village

インド軍アーミーの夕食。
チャーハンのインド風味バージョン。
味は万人受けしそうな味。
腹が相当すいていたの
すごくでうまく感じた。


 僕らは食事を食べ終わると、ベッドも使っていいからと言われ、チェックポスト横に併設されている仮眠所に案内されたが、覗いてみるとそこには軍人たちがおしあいへしあい狭いスペースにひしめいており、それを見た僕らは丁重にお断りをした。
 僕らは車のバックシートを倒して寝袋で寝る事にした。僕らは寝袋の中に体を沈めると瞬時に眠りに落ちた。次の朝、僕らは目を覚ました。軍人たちが簡易シャワールームを貸してくれたので、そこで数日ぶりに体を洗った。

Army wash room in Sanjak village

インド軍簡易シャワールーム。
ドラム缶の水で体を洗う。
久しぶりに体を洗ったので気持ちがよかったが、
山岳地帯の朝は寒かった。


 ジミーの声が聞こえたのでタオルで体を拭きながら外に出た。ジミーが車のタイヤを見て座り込んでいる。みごとに車はパンクしていた。昨日軍人が誘導してくれた駐車スペースに釘が落ちていたのだ。僕らはサンジャク村の中に車の修理店があった事を思い出し、車に乗り込んで、その店の前までゆっくり移動した。朝早かったのでもちろん店は開いていなかった。僕らは店主をサンジャク村に探しにいく事にした。サンジャク村はメインストリートからはうかがい知れないが、その裏側の山の斜面にびっしり家々が広がっているのだ。僕らは山の斜面を登っていく。

Sanjak village

サンジャク村。
美しい木漏れ日の中。
僕らは斜面を登っていく


Sanjak village

山の斜面には水路も流れている。

Sanjak village

サンジャク・マスジド。
斜面に姿をみせたマスジドは、
朝日に照らされて輝いている。


 僕らは村人に店主の家を聞いた。ひとりのおばあさんが店主の家を親切に教えてくれた。

Sanjak village

落ち着いた装飾のおばあさん。

 そして店主の家が見つかった。

Sanjak village

大きく古い店主の家。
サンジャク村には古い家が非常に多い、
古くからある村なのだ。


 店主は外に出ていて、すぐに戻ってくると言う事だ。後で店に来てくれるように僕らは頼んだ。そしてしばらくサンジャク村を散策する。ジミーの奥さんクルスンの親戚に会った。僕らは家に案内され、朝食を頂いた。

Sanjak village

クルスンの親戚のキッチン。

Sanjak village

朝食。
チャパティ。ミルクティ。
ドライフルーツ。クッキー。
チクタンブレッド。


Sanjak village

親戚の子供。

 僕らはクルスンの親戚の家をおいとました。そして修理店に向い、そこでタイヤを修理した。それから僕らはサンジャクチェックポストの軍人に挨拶をして、サンジャク村を後にした。

Army in Sanjak village

サンジャクチェックポストの軍人。
ダージリン出身の彼にはすごくお世話になった。
おなじアジア系と言う事もあり、
すごく良くしてもらった。
感謝、感謝。


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