Monday 29 March 2010

54.チクタン村ムービー

 僕たちはサンジェルンマ沿いに車を走らせ左手に架かる橋を渡りチクタン村に到着する。チクタン村でラジーを降ろす。チクタン村最後の日の模様を僕はムービーに残した。



チクタン村は文化的な昔ながらの生活が色濃く残っている村です。チクタン村の名を外界に轟かせている有名なものがあります。それはフォークダンス、フォークソング、この歌などにも使われている詞を語る語りべたちです。もしチクタン村に訪れる事があるのならば、あなたはこれらを体験する事で非常に有意義な時を過ごせるでしょう。叙事詩を歌い上げる叙情豊かなフォークシンガーたちはいろいろな村から招待され、これを披露しています。

 もしあなたがチクタン村に滞在する事がありましたら是非見て欲しいものがあります。チクタン城です。チクタンエリアではラジー・カルとも親しみを込めて呼ばれています。昔々このエリアはカーンによって征服され、彼がチクタン王国を作り上げました。バルチスタンから建築家を呼び寄せて造られた城がチクタン城です。この城のできばえがあまりにも良すぎたので、王はこの技術を外に持っていかれないように建築家の両腕を切り落とす計画をたててたほどなのです。

 もしあなたがチクタン村に滞在する事がありましたら是非見て欲しいものがあります。それはチクタンエリアに多数点在している村々です。この村々は地図に載っていないものもふくめると非常にたくさんあり、今まで外国人の立入りができなかったので、他のラダックではみられない興味深いものがたくさん見られます。それは是非あなたの手で多くの事を発見して欲しいのです。

 もしあなたがチクタン村に滞在する事がありましたら是非感じてください。この地区は新しく外国人観光客に解放されたばかりです。アジアのインド北部の山岳地帯の小さな村から感じ取れるものを、たくさん得てきてください。それはこの村の人たちも望んでいる事なのですから。
 

 

 僕たちはラジーを村で降ろすとチクタン村を後にした。本日中にレーに戻りたかったので帰路を急ぐ。カングラル、ヘナスクを通過する。もうあたりは暗くなり始めている。フォトゥ・ラの峠を越える。ラマユル、カルシ、ヌルラを通過する。周りはもう真っ暗だ。僕たちは車を走らせる。ウレトポ、サスポル、バスゴ、ニムを通過する。僕たちはレーへ急ぐ。レーの町灯りが見えてきた。そしてレーに到着した時、僕は時計に目をやった。夜11時30分。どうやら僕たちは今日中に到着したらしい。その夜、僕たちはブランケットに包まれていい夢を見た。たぶん。

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