51.さよならスリナガル

　僕たちは朝、目を覚ました。ジミーが携帯で話をしている。携帯を切るとジミーが言う。
「悪天候で通行止めだったゾジ・ラが今日はオープンするかもしれない。」
　僕たちは今日レーに戻る事に決めた。さっそく帰り支度をして車に乗り込む。

ハウスボート甲板。

ハウスボート甲板からの眺め。

僕たちの部屋。

　僕たちはゾジ・ラに向けて車を走らせる。スリナガルを出たあたり、雲の間に晴れ間が見える。

広大な農地の向こう側に山がそびえており、雲がちぎれた綿菓子のように山に絡まっている。

　羊の群れが行き先を阻む。僕たちは羊がいなくなるまで、のんびりと待つ事にした。

羊の群れ。

　僕たちは先に車を進める。川には古く変わった形をした木製の橋が架かっていた。

木製の橋。

　僕たちは山岳地帯のマスジドの間を次々と駆け抜ける。

マスジド。

マスジド。

マスジド。

　途中後ろに沢山の荷物を積んでふらふら走っているバイクを追い越す。

沢山の荷物を積んだバイク。

　馬の集団も追い越す。

馬の集団。

　人をたくさん積んだ小さなバスも追い越す。

人を積んだバス。