Wednesday 24 March 2010

49.プラタップ博物館にて

 朝食を食べ終えると僕たちはみんなでプラタップ博物館に向かう。博物館はハウスボートから川を挟んだすぐ南にあった。敷地内には図書館も併設されている。この博物館は歴史が古く1898年に開業しているのだ。僕たちは博物館に入っていく。
部屋ごとにセクションが分かれている。

硬貨を原稿
ミニチュア絵画
古書
古い武器
楽器
家具や装飾アイテム
テキスタイルとカーペット
古い革、グラスの製品
彫刻、タイルなどの遺物
動物剥製、
発掘された様々なカシミール遺跡と仏教遺跡

 カシミール遺跡や仏教遺跡のセクションは大変面白かった。カシミール地方は紀元前にはアショカ王時代のカシミール文化。テラコッタなどの発掘品からみられるキリスト前文明の跡。数々のガンダーラ美術。これらの文明文化がリンクされていた時代のものが沢山展示してあり壮観だった。これらの文明文化後、14世紀にイスラム教がこの地域に入って来る。この地域ではイスラム教は新しい宗教なのだ。良く言えば斬新な宗教だったのだ。彫刻は他にもラダック美術ものも沢山展示してある。ラダックものでは土で焼いた粘土版が多かった。

 装飾美術工芸品のセクションはホーロー、ガラス、セラミックなどカシミール、ラダック、ギルギット、ジャンムーからの実用品が沢山展示してある。

 古書のセクションはみるからに貴重な古いコーランがガラスケースの中に大切に保管してある。ペルシア語、カシミール語、アラビア語、サンスクリット語など多くの言語で書かれたコーランがある。色鮮やかなカシミールコーラン。さまざまな時代につくられている書物の素材も皮からシルクまで数多くのものが展示してあり興味が尽きない。

 金属製品のセクションはエナメルウェア、スズ&銅器、銅器、亜鉛の陶器、真鍮製品、鉄&ナイフ、ホワイトメタル、ターコイズウェアとチベット製品などたくさんの製品が展示してあり、まさに文化文明の交差点のようなカシミール地方なのだ。

 ファブリックのセクションはショール、タペストリーなどの布製品で作り方も、ツイル織り、カシミア製品、精巧な刺繍などたくさんの製品が展示してありいろいろな文化の融合が感じられた。

Pratap singh museum

プラタップ博物館

 僕たちは博物館をゆっくりじっくり見終わると、もう昼になっていた。車に乗り込みハウスボートに向かい昼食にする事にした。晴れていれば甲板上で調理をするのだが、雨が降っているので部屋の中で料理をする事にした。

lunch

ランチの準備をするクルスンとラジー。

 今から料理教室を始めてみる。
メニューはバトゥー。正式名称、チャシャ・フード。
��.鍋にオイルを1/2リッターをひいて温める。
��.鶏のももを入れて火を通す。火がとったらももを取り出す。
��.たまねぎを切ってイエローになるまで火を通す。
��.塩1スプーン。
��.ミート・マサラ。

lunch

マサラ。

��.ターメリック・パウダー。

lunch

ターメリック。

��.あれば他にいろいろな種類のマサラをミックス。
��.上の材料をミックスして火を通す。
��.数分チキンをフライにする。(火を通す)
��.ダニヤ野菜を洗って切る。

lunch

ダニヤ。

��0.トマトを切る。
��1.水を1/2リッターボイルする。
��2.5分ほどチキンと野菜を入れてボイルする。
��3.ライスに出来上がっているソースとチキンをあわせる。

 こんな感じで料理をするのだ。なおこの通り作っても写真の通り出来るとは限りません。味は保証の対象外なのであしからず。

Bhaat

チャシャ・フード。

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