Tuesday 9 March 2010

34.チクタン村への帰路

 僕とジミーはチクタン村への帰路につく。シャカール村のマーケットを通り過ぎ、村のもう一つの小さいマスジドの横を通り過ぎる。

Shakar village

シャカール村のマスジド。
村のはずれ、サンジェルンマ近くにあるマスジド。
サンジェルンマから村の中心まで、
シャカール村は縦に長く、
その長さは数キロに渡る。


 サンジェルンマ沿いをチクタン村に車を走らせる。しばらく進むとハグニス村が見えてきた。この村には小さな生活用品を扱っている店が多い。

Hagnis village


ハグニス村。
道路沿いに店が並んでいる。
シャカール・チクタン村はすべてそうなのだが、
ここものんびりした村だ。
村々でいろんな特徴、
違う地形、
個性的なマスジド、
そして明るく楽しい人たちに会えるので
散策していて、
ずっとワクワクしっぱなしなのだ。


Hagnis village

ハグニス村の子供たち。
道ばたに止めてあった動かない
バイクに乗って遊んでいたが、
僕のカメラに興味を持ったのか
近づいてくる。


 さらに僕たちは車を進める。右手奥の方にタクマタン村を見ながら車を進める。

Takmatang village

タクマタン村。
山のふもと、
緑広がる畑のその向こうに
美しい村だ。


 しばらく行くとチョセイ村が見えてきた。この村はチクタン村の手前の村で、ポリスのチェックポストがある村だ。長くチクタン村に滞在していると、チェックポストのポリスとも顔見知りになり、会うと必ず立ち話を始める。あごに立派なひげを蓄えた鼻のおおきな、恰幅の良い、軍服を着たポリスだ。”何か困った事があったら何でも言ってくれ。”といつも、にこにこした顔で口癖のように言ってくる。そんな時僕は、”ありがとう。困ったときには必ずお世話になるよ。”と口癖のように答えるのだ。

Chosey village

チョセイ村。
ここは老若男女が、
井戸端会議していた。
本当に楽しい村だ。


 僕らがポリスと話していると、必ず村人が集まってくる。そして井戸端会議が始まるのだ。
”あーでもない。こーでもない。そうだ。ちがう。猟は俺の方がうまい。”
 なんて話になってくると、最後にひょっこり老人が現れて、みんなはその老人に向かって、
「村で一番の弓の名人だ。」
 と僕に紹介するのだ。僕はその老人に
「写真を撮っていいですか?」
 と尋ねると、老人はにっこり笑って
「ちょっと待っててくれ。」
 と言ったままどこかに行ってしまい、待つ事15分、老人は家で民族衣装に着替えてやって来た。

Chosey village

チョセイ村の弓の名手の老人。

 僕は集落の奥に白い光る帽子が見えたので、それがある方向まで歩いていく。

Chosey village

チョセイ・マスジド。

 僕とジミーは車に乗り込んで、チクタン村に向かった。

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