サフィータより左に地中海を望みながら、バスに揺られて数時間、ラタキアの街に到着する。ラタキアのガラージュよりタクシーで中心部に向かい、ラタキア・ホテルにチェックインして荷物を降ろして、スークを散策する。
ラタキアはサフィータ同様、シリアによくある保守的なタイプの街とはかなり違う。ローマ時代より港で栄えてきた街らしく、ラタキアはさまざまな国の船乗りが休息する場所なのだ。イタリア、ギリシャ、ロシアを筆頭にいろんな国の人々が立ち寄る。おのずと多くの国の文化がラタキアの風土と混ざり合い、その街並はシリアの中のイタリアと呼ばれるようになる。もちろんパスタやピザ屋もたくさん立ち並んでいる。そして異国情緒たっぷりのレストラン、カフェバーも立ち並ぶ。頭にヒジャブを巻いていない女性も多く、タンクトップにタイトなジーンズ姿の女性も目につく。夜のラタキアは、酒瓶片手に他国の船乗りたちが道行く女性に口笛を吹いている。女たちも満更ではない様子だ。自由を謳歌している若者たち。車を箱乗りしている女の子たち。ここは本当にシリアなのかと目を疑いたくなる。
ラタキアの街は紀元前1000年頃にできたと言われている。フェニキア人の小さな村だったのだ。その歴史は苦難の連続で大地震に見舞われたり、イスラム教とキリスト教の長い長い戦いの場でもあったのだ。
夕暮れ時のアルザン・モスク。モスクの前にはオープンカフェが広がっている。
ラタキアのショッピング街。夜のライトに照らされた古い建物の中には店舗が沢山入っていて、ここいったいは洒落たショッピング・ストリートとなっている。
古い街並が続くショッピング・ストリート。
この門をくぐるとスークが続く。
ラタキアのスーク。
スークから脇にそれると教会の入り口が見えてきた。
入り口の門をぬけると中に小さな教会があったりする。
スークの中に古いアーチをよく見かける。
店主のおじいさん。
またまたスークの中に古いアーチ。
スークの迷路を歩いていると、ホテルに戻る道が分からなくなってしまった。僕はうろうろしていると一人のマリオ髭のシリア人のおじいさんに出会った。彼は元船乗りで世界中の海を渡っていたらしい。日本にも何度も立ち寄った事があり、横浜、神戸、函館、下関の話をしてくれた。ずいぶん昔の話だと彼は遠い目をして言った。
僕はラタキア・ホテルに戻ると、シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ。朝方、アザーンの声で目を覚ます。時計を見ると朝の4時だった。僕はベッドからもぞもぞと起きると、アルザン・モスクに向かった。
早朝のアルザン・モスク。
アルザン・モスクでの礼拝風景。朝早い時間なのにかなりの人が集まってきていた。僕も彼らに紛れてモスクの中に入る。顔、手、足を清めてから、僕も礼拝に参加する。
礼拝を終えると僕は朝の港を散歩する。早朝の港は誰もいない、静かな時間だった。
僕はホテル戻り、チェック・アウトをして、朝一番のダマスカス行きのバスに飛び乗った。
ラタキアはサフィータ同様、シリアによくある保守的なタイプの街とはかなり違う。ローマ時代より港で栄えてきた街らしく、ラタキアはさまざまな国の船乗りが休息する場所なのだ。イタリア、ギリシャ、ロシアを筆頭にいろんな国の人々が立ち寄る。おのずと多くの国の文化がラタキアの風土と混ざり合い、その街並はシリアの中のイタリアと呼ばれるようになる。もちろんパスタやピザ屋もたくさん立ち並んでいる。そして異国情緒たっぷりのレストラン、カフェバーも立ち並ぶ。頭にヒジャブを巻いていない女性も多く、タンクトップにタイトなジーンズ姿の女性も目につく。夜のラタキアは、酒瓶片手に他国の船乗りたちが道行く女性に口笛を吹いている。女たちも満更ではない様子だ。自由を謳歌している若者たち。車を箱乗りしている女の子たち。ここは本当にシリアなのかと目を疑いたくなる。
ラタキアの街は紀元前1000年頃にできたと言われている。フェニキア人の小さな村だったのだ。その歴史は苦難の連続で大地震に見舞われたり、イスラム教とキリスト教の長い長い戦いの場でもあったのだ。
夕暮れ時のアルザン・モスク。モスクの前にはオープンカフェが広がっている。
ラタキアのショッピング街。夜のライトに照らされた古い建物の中には店舗が沢山入っていて、ここいったいは洒落たショッピング・ストリートとなっている。
古い街並が続くショッピング・ストリート。
この門をくぐるとスークが続く。
ラタキアのスーク。
スークから脇にそれると教会の入り口が見えてきた。
入り口の門をぬけると中に小さな教会があったりする。
スークの中に古いアーチをよく見かける。
店主のおじいさん。
またまたスークの中に古いアーチ。
スークの迷路を歩いていると、ホテルに戻る道が分からなくなってしまった。僕はうろうろしていると一人のマリオ髭のシリア人のおじいさんに出会った。彼は元船乗りで世界中の海を渡っていたらしい。日本にも何度も立ち寄った事があり、横浜、神戸、函館、下関の話をしてくれた。ずいぶん昔の話だと彼は遠い目をして言った。
僕はラタキア・ホテルに戻ると、シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ。朝方、アザーンの声で目を覚ます。時計を見ると朝の4時だった。僕はベッドからもぞもぞと起きると、アルザン・モスクに向かった。
早朝のアルザン・モスク。
アルザン・モスクでの礼拝風景。朝早い時間なのにかなりの人が集まってきていた。僕も彼らに紛れてモスクの中に入る。顔、手、足を清めてから、僕も礼拝に参加する。
礼拝を終えると僕は朝の港を散歩する。早朝の港は誰もいない、静かな時間だった。
僕はホテル戻り、チェック・アウトをして、朝一番のダマスカス行きのバスに飛び乗った。
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