Friday, 29 June 2012

10.ステファニー

「レ・テンプス・デス・ジタンはいい映画よ。一度見てみたらいいわ。監督はトニー・ガプリーだったっけ、ルストリカだったっけ、ごめんなさい、思い出せないわ。それともう一つトニー・ガトリフのラチョ・ドロム。これもすごくいい映画でヨーロッパから中東、そしてインドにいたるまでの各国々のジプシーたちの生き様を追ったドキュメンタリータッチの映画ね。それと中東映画でたしかイランの映画だったと思うけど、"ノウワン・ノウズ・アバウト・ペルシアン・キャット...

Thursday, 28 June 2012

9.ホテル・エバーグリーン。

カルギルのメインバザールにあるオールド・タクシー・スタンドの右脇の道を進んでいくと、その右手には2件ほど茶屋が並んでいて、良く言えばオープン・テラス、見たままで言えば砕けたコンクリートがただ地面を隠しているだけの不安定な一段高くなっている場所で、日中から陽に灼けた男たちが、目をしばたかせつつ、バター茶を飲みながら管を巻いている。たまにその中には頭を布で巻いたイスラムの指導者や警官(交通ポリス)、やる事が無く長い一日をどうやってうっち...

Wednesday, 27 June 2012

8.スル谷のドライブ。

バルー村よりスル・リバーにそってさらに車で奥に進む事15分、静かな山間の谷にチュトク村と言うなの村がある。村に入り山側の斜面を登って行くと大きな学校のような建物が見えてくる。その建物の周りには子供から青年までが軍服を着て整列をしている。ここはアニュアル・トレイニング・キャンプというところで、通称NTCと呼ばれている。子供たちはここのキャンプに体験トレイニングに来ているのだ。そして今日はカルギル・トゥデイ・ニュースから僕とジェット・リ...

Tuesday, 26 June 2012

7.ゴンマ・カルギル。

カルギル・トゥデイ・ニュースの仕事で子供たちの集団検診と政党の講演会の取材を夕方前までになんとかこなしたので、黄昏時にカルギルよりさらに天に近い場所にトレックングに行こうと思った。メインバザールのラルチョーク交差点を山側に登って行き、ガールズ・セカンダリー・スクールを通り越したところの左手の崖に辛うじて作られているような急斜面の階段を登って行くと、カルギル・トゥデイ・ニュースのスタジオがあり、そこからはカルギルの街がとても広い視野で...

Monday, 25 June 2012

6.アドルガム村とカクシリクシャ村。

空からペンキが降って来た。朝、バザール裏の細い道を歩いていると頭上に缶ごと白いペンキが降って来たのだ。建物の二階部分を古はしごに乗って、白ペンキを塗っていたネパール人が、手を滑らして、ペンキを缶ごと落としてしまい、そこに運悪く僕が通りかかったと言う訳だ。僕は怒る時間も惜しんで、全力で宿に引き返し、バスルームに飛び込んで、服を脱ぎ捨てて、水を何度も何度も浴びて、石けんで体と服を洗った。なんとか奇麗にペンキが落ちたのでほっとした。なにか...

Sunday, 24 June 2012

5.カルギル・フォレスト・パークともう一つのバルー地区。

カルギル・バザールを出てバルー方面に歩いている。左手にスル・リバーを望みつつ、歩く訳だが意外と徒歩が多いここの生活もいいもんだと思えてくる。そして定宿も変わって今はエバ・グリーンというとこで屋根を借りている。カルギル・バザールとバルー村の間にベマタン村と呼ばれる小さな村がある。緩やかな坂道を徐々にバルー村方面へ登って行き、歩く事20分程でベマタン村に到着する。この村の左手に見えるスル・リバーの方へ降りていく。しばらくなだらかな道を下...
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